ジュリア・ロバーツ来日記者会見

世界中の女性から絶大な支持を受ける女性作家エリザベス・ギルバートの大ベストセラーを、ニューヨーク、イタリア、インド、バリ島の豪華オールロケーションで撮影して映画化した『食べて、祈って、恋をして』。9月17日(金)日本公開を控え、主演のジュリア・ロバーツとプロデューサーのデデ・ガードナーが来日し、記者会見を行いました。いまだ来日していない最後のハリウッド大物女優といわれたジュリア・ロバーツが、映画について、自身の人生観について、そして遂に来日を果たした日本について、最高のスマイルで語ってくれました。
ジュリア:「みなさんこんにちは。フラッシュがすごいですね。フラッシュが収まったら話し初めて良いかしら?(笑)」
デデ:「みなさんこんにちは、いらしていただいてありがとうございます。」
デデへ:ベストセラーを映画化しようと思ったきっかけは?
デデ:「本の持っている"正直さ"に感銘したの。自分の恐怖感や失敗談、希望について、勇気をもって正直に描いてあり、これは映画化する価値のあるものだと思ったの。」
ジュリアへ:このヒロインのどんな点に共感して映画出演を決めたのでしょうか?
ジュリア:「私は本を読むのが好きで、何年も前に本として楽しんで読んでたの。俳優が本を読むと、「この役をやりたい」「これを映画化したらいいのに」と思いながら読んでいると思われるけれど、違うのよ。あるときエージェントから電話があって、デデとライアンが脚本を書いたから会ってほしいと。そこから映画出演が決まっていったの。」
映画のロケで一番印象的だった場所は?
ジュリア:「まず最初に言いたいのは、何が一番美味しかったのか、どこが一番良かったか、どの共演者一番良かったかなど、人って“一番”というのが気になるものなのね。まずそれに驚くわ。つまりは私はひとつを選ばない、ということよ(笑)。」
ヒンドゥー教に改宗したというニュース報道については?
ジュリア:「これはあるとき頭のいいライターさんと食事をしていて、彼が私が言ったことを書き留めたのだけど、食事の席だったこともあり、話したことが凝縮された形でニュースになってしまい、ちょっと誤解されてしまったわ。ヒンドゥー教とはこの映画で初めて出会ったわけでなく、長い間勉強してきたの。22年前に私の母から言われた「俳優は演技だけしてれば良い。政治や宗教の話はするな」というアドバイスをちゃんと聞いていれば良かったと思ってるわ。」
デデへ:これまでたくさんの良質な女性向けの原作を映画化してきたあなたにとって、映画を企画する際の指針は何ですか?
デデ:「ありがとう。私は女性映画だけでなく、常に人の物語、人の内面を描く物語を映画にしたいと思ってるの。『ジェシー・ジェームズの暗殺』なんてほとんど女性はでないわね。後はブラッド・ピットやプランB(製作会社)のパートナーたちが惹かれるものを中心にとりあげてるわ。」
デデへ:本作のプロデューサーであるブラッド・ピットは、この作品にどう関わっていましたか?
ジュリア:「ブラッド・ピットって誰?(会場笑)」
デデ:「ブラッドは素晴らしいパートナーよ。アイディアをだしたり、もちろん脚本も読んでるし、いろんなサポートをしてくれたわ。ジュリアとも長年の友人だし、最高のプロデューサーよ。」

ジュリアへ:自分自身を変えたいと思う点は?また日本女性で変わりたいと思っている人へのアドバイスは?
ジュリア:「私は今の自分で十分。アドバイスを言うならば、私は人工的なチェンジには賛成しないわ。自分の内にあるものを見つめ直したり、自分の中にあるものを掘り下げて、何が充足感をあたえてくれるかを探り、自分を探求してみることがチェンジになると思うの。男女関係なく、口紅を変えるとか、整形するとか外面を変えることがチェンジではないと思っています。」
『アバター』が世界的に大ヒットしましたが、すべてCGになって俳優がいらなくなるかもしれないという危機感はありますか?
ジュリア:「人間は、とって替わることができない大切なものだと思うの。個々がユニークであり、代役はない。ハート、魂、想像力がある完璧な生き物。機械やCGなどの仕掛けなどで、とって替わられるものではないと思うわ。」
女優・妻・3人の子供の母としてどのようにバランスをとっているのでしょうか?
ジュリア:「本当にたくさんの人のサポートや手助けが必要。他のお母さんたちと同じように、「今日は完璧にこなせな」「今日は全然できなかったな」という日があるもの。こればっかりはベストを尽くす、ということしかないかしら。」
この映画のテーマ、「食べる」「祈る」「恋する」の3つを大切な順に順番をつけるとしたら?という質問には、ジュリアは「私にとっては全部同じことで、同列のもの。全てがあって生活できるしハッピーになれることだと思う。だから3つの単語の並びではなく、ひと続きの言葉「eatpraylove」ね。」と答えていました。
(編集 K)
映画『食べて、祈って、恋をして』
2010年9月17日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
「食べて、祈って、恋をして」公式サイト 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

