Subjective Objects

日本の近代彫刻は特にロダンの影響を強く長く受けつつ、近年ではミニマルアート、もの派などを経て、サブカルチャーの援用によるフィギュア(人体)が、むしろ前近代と繋がるかたちで再び登場し、日本独自の進化を続けています。彫刻や立体作品は、従来のようなムーブメントやスタイル、~派などを構成するものではなくなり、そのあり方も多様化し、すでに「平面」や「立体」という概念そのものがプラクティカルな言葉であって、現代美術を語るための意味を持たなくなりました。しかし便宜上の言葉としてだけでなく、概念としてもその存在自体も瀕死の状態で生き残っている所謂「彫刻」を援用したいくつかの現代の立体作品は、逆転して突然変異的に、新たな可能性を秘めているのかもしれません。あえて素材や形式を主軸とし、今一度日本という独特な場所̶̶̶いわば文化的周縁で制作を続けている作家たちの作品を並列に見ることによって、浮かび上がり見えてくる動向を垣間みることができるのではないでしょうか。「彫刻」の可能性を再考する機会を体験してみてください。
出展作家:青木克世 / 田中圭介 / 西尾康之 / 原真一 / 松宮硝子/ 森靖
展覧会名:Subjective Objects(サブジェクティブ・オブジェクツ)
会期:2011年9月3日~10月1日
開館時間:11:00〜19:00(祝日にあたる11月23日を除く水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)。
休館日:日曜日・月曜日・祝日
入館料:無料
*オープニングレセプション:9月3日(土)18:00〜20:00
会場:山本現代 東京都港区白金3-1-15-3F
お問合せ:TEL:03-6383-0626

